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[映画]絶対音感は不要です。「セッション」

      2015/05/19

本日の一本は最近色んな理由で話題になっている「セッション」を。

公式サイト
http://session.gaga.ne.jp/

あらすじ
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。
恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…。

ここまでならふーん??で終わる方も大量にいらっしゃるはず。
今回これが違うのは映画評論家の町山智浩さんとジャズミュージシャンの菊地成孔さんの論争が盛り上げたということ。

・菊地成孔先生の『セッション』批判について
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20150417

・「セッション!(正規完成稿)~<パンチドランク・ラヴ(レス)>に打ちのめされる、「危険ドラッグ」を貪る人々~」
http://www.kikuchinaruyoshi.net/2015/04/08/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%AE%8C%E6%88%90%E7%A8%BF/

場外乱闘ですよね、ワクワクしますけども。
自分は公開初日に観て、帰り道に菊池さんの長文感想を読んでああ、成る程!と思ったけれど絶対音感などもない自分にとっては音楽映画ではなく、スポ根もの、として捉えたのでさほど気にならず。

あるシーンでリズムを口で刻むシーンがあり、ワン、ツー、スリー、フォー(ビンタ)、ワン、ツー、スリー、フォー(ビンタ)という動作にもう笑ってしまいまして。
その僅かな速い遅いがわからない自分の耳には「ひええ!」という教育指導に怯えつつ笑うという。

ラストに関しては共感出来るか割れると思いますが、それまでの流れでもうキリキリ胃が痛い。

何か作ったことのある人だと共感出来るはずの追い詰められる感覚(この主人公みたいに過剰ではないけれど)、それを含めてうわー!となる人は自分に置き換えて観るだけでも面白いはず。

まだまだ公開館拡大中、一度観てみるのも良いのでは?

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