告白
今年20本目というスローペースですが、今年一番凄い作品として認定。
これを観ないのは勿体ない。
原作を読んでから観ても、後で読んでもどちらも補完するいい組み合わせ。
原作自体「誰一人救われない」作品なのですが、それを理解していてもこの映像は凄い。
中島監督のこれまでの作品だとミュージカル的な見せ方やポップな感じが強いと思っていたのですが、告白はとてもシンプルな見せ方をしています。
「嫌われ松子の一生」とか観ている人だと同じ監督なんですか?と驚くくらいに見せ方が異なります。
その直球さが壊れていく生徒達の姿を真っ直ぐに見せています。
キャストも観終わってみればぴたりと当てはまる人ばかりでしたが、主演の松たか子さんの演技は今までのTV、映画しか知らない人には衝撃的かもしれません。
舞台での演技力も凄くていつも圧倒されるのですが、それが映画の中で観られるのも感動。
映画では原作では描かれなかったラストも含めてあるのですがそれがまた凄い。
原作を知っている人だと「ここまで描かれるのか」と思うことになるかと。
上映が終わり、館内が明るくなるまで静かだったのも印象的。
R15という制限のせいもあるかも、と思いましたがこれだけ重い話を観てすぐにぺらぺら喋りたくなる人もあまりいないかもしれません。
一番勿体ないのは、R15のため本作の主人公でもある13歳の少年少女達がこの作品を観ることができないこと。
PG12にしてあげても良いのでは、と思います。



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