2012年9月15日

鍵泥棒のメソッド

こんなに楽しい映画も久しぶりだ、と大満足の一本。
観終わった後にとても幸せな気持ちになれる素敵な作品。
堺さん、香川さんの共演はこうも楽しく、どちらかに偏ることなく楽しめて、そんな小さな伏線まで回収しますか、と言わんばかりに徹底的に納得させられる。

予告編でも流れてる銭湯で頭打っちゃうシーンも無駄に派手といいますか、これも楽しい。
なんでそんな動作を?というところもまた理由があって納得できるのがまた心地良い。
これこそお勧めの一本。
映画館を出る時ににっこりしたい方はぜひ。

2012年9月 7日

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

希望はありました。
そう一言で思える作品。

最後のアレとかは「やりすぎだ!!」という笑いになっちゃうのとか、それも含めてありだなぁって思えるのは踊るだからだと改めて思います。

3は新しい踊るの始まりという認識をしているのですが、今回は完全にお客さんが何を求めているかを徹底的に追求した結果だと思います。
例えばオープニングタイトルが3ではドラマ1話と同じC.X.だったのに対してこれこれ!とみんなが想像するRHYTHM AND POLICE。
菅野さんの音楽も散りばめられていますが前作よりも比率が減ってこれまでの楽曲もバランスよく入っている。
これこれ、と思う心地良さ。

初見時、もう室井さんの台詞でうるっと来てたのにひっくり返されて耐えきれず笑いながらどばっと落涙してしまったり、ファンを続けてきたからこそのツボが多いのです。
多分いきなり見た人には「なんで?」ということも多いと思うのですが楽しみ方も人それぞれということで。

一人、そしてまた一人欠けてしまったメンバーはやはり大きくて、無理に続けないで良いと思っているのも事実です。
スリアミ欠けたらもうやらなくていい、と思ってます。
だけど、希望があるから楽しめる。
良い完結編だと思います。

2012年8月23日

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望完成披露試写会!

15年間ありがとう!!という言葉しか浮かばないくらい楽しませてくれました。
そうそう、踊るはやっぱりコメディ、と思わせてくれること、本当に原点回帰をしているのだなと納得する展開。

何か書こうとするとネタバレをしてしまいそうなので自粛。
本当に面白かったしきっちりと完結させている印象。
とはいえ、これなら続ける方法もありますよね、と思ってしまう自分の中の淡い期待が。

2012年7月21日

おおかみこどもの雨と雪

作品の随所にある余韻を味わう。
それが本作の要の部分。

そして誰に感情移入するかで見方が大きく変わる。
静かに、楽しく、時に切なく進む物語。
じわじわと心に染み入る作品で、エンドロールもその余韻に浸れる良作。
その演出は実写で出来ないこと、実写で表現していることを凌駕した傑作だと思います。
さぁ、原作を読んで誰に感情移入しながら観直そうかな、と思う日々。
自分の家族ってどうなるだろう?そんな風に考えながら日々選択。

とても静かな作品ですが、多くの方に体験してもらってそれぞれの選択を考えてもらいたい作品です。

2012年7月14日

映画二本立て

本日は久しぶりに映画二本立て(間の休憩0分)をやってきました。
いやー、はしごは楽しい。ということで感想。

ワン・デイ 23年のラブストーリー
衝撃のラスト、という予告の一文で「これはどちらか○○」という予想通りの結果に。
それが読めていたからなんだか寂しいのですが、一年の同じ一日を切り取った日々という演出はその間の一年に何があったのか、という隙間を補完(=想像)していく作業が予想以上に楽しかったです。

ヘルタースケルター
沢尻エリカが嫌いな人でもこの極彩色と矢継ぎ早に切られていく写真のような映像体験に触れてみるべき。
ただただ圧倒されてはまり役だな、と納得していました。
全て本気の体当たりと思わせる演技に引き込まれるその魅力は多分今の彼女だから出来る業。
蜷川監督の演出も作品のスピードにぴたりとはまっていてお勧めです。

2012年7月13日

BRAVE HEARTS 海猿

LIMIT OF LOVEより好きかもしれない、つまりシリーズで一番面白かったかもしれないという感想。
LAST MESSAGEがあまり意味のない3Dをやっていたこともあり、今回2Dだけに戻したというのは素直に嬉しかったです。

ジャンボジェット水上着陸へ向けて物語は進んでいくのですが、その間にシリーズで見てきた人々がしっかりと活躍していくのが印象的。
それこそ前作の服部も二年でとても成長している姿を見ることができてこれまた感動。

そこまでの流れも十分に熱く詰め込まれていて、クライマックスまで一直線。
誰でも楽しめるハッピーエンド、劇場の迫力で楽しんでもらいたいです。

2012年6月28日

宇宙兄弟

夢の続きはここにもある。
個人的には男子なら一度は宇宙にあこがれたことがあるんじゃないか、と思っているのですが奥さん曰く「私興味ない」ということで男子だけには伝われ、と思っています。

作品自体はシンプルで兄の宇宙飛行士採用試験と並行して弟の月での作業、そしてトラブル。
合わさっていく中で、ラストは夢見た世界へ。
そこは通過点で、もっと先に夢のゴールはあるに違いない。
目頭が熱くなる良い作品だと感じます。

2012年6月27日

ディヴァイド

なんだかニューヨークがものすごい勢いで破壊されていく冒頭がクライマックスか、と思ってしまうほどパニックムービーとして始まり、あとは淡々と疑心暗鬼になっていく人たちの物語。

面白いんだけどもう一歩踏み込んでほしかった。
一体誰に襲われたのか、そしてあの研究者たち?は何者なのか。
その上で荒廃した世界に足を踏み入れた時に希望はあるのか、絶望だけなのか。
説明が圧倒的に排除されているのでそこで好き嫌いがはっきり分かれると思います。

2012年6月24日

アメイジング スパイダーマン

なんだか今回のスパイダーマンは全体的に軽いぞ?というのが感想。
きっと突き抜けた明るさを持った人物像に変えたことがその勢いで走っていくというところで前シリーズが好きだった身としてはちょっと微妙、と思ってしまったのだと思います。

ただ、普通に楽しめるのでそういった点ではさすがだと思います。
3Dが必要か、という点は後半で糸を使ったアクションシーンがあり、そこ以外はあまり、という印象。
とりあえずわかっていたことですが続編ありきの作品なので、今後に期待。

2012年6月17日

図書館戦争 革命のつばさ

原作では4巻、最終巻にあたる「図書館革命」の話。
テンポよくまとまっていて、原作はまだ読めていないのですが違いを探すのも含めて非常に満足。

争いがある作品だからそれでもいいけれど、実写でもアニメでも多い「~~さん!!」で銃声、倒れてるとかそういう予告の多さは少々うんざり。
そこを見せ場にしなくても十分良い作品は多いのだからもっとワクワクする予告にも出会いたいな、と本作の予告編を見て思った次第。