2007年4月18日

逆転裁判4(NDS)

「4」という数字が示している通り、続編です。
ただし、DSを買って初めて遊んだという人も十分に楽しめる一本でした。
自分がDSLiteの電池が切れる寸前まで遊んだというのも
久々に熱中してたというのが自覚しやすいです。

まだ発売されてから一週間ですのでクリアしていない人がうっかりネタを知ってしまうのは虚しい。
というわけで点線内のネタバレ読みたい方は反転してありますのでどうぞ。

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今作の主人公、オドロキくんはやはり新米ということで一作目の
なるほどくんとダブって見えるところは多々ありました。
それが微笑ましい感じでむずむずします。

だけど、新旧融合の言葉を示していた通り、本当の主人公は・・・
なるほどくんのままでしたね。彼が弁護をするシーンはごくわずか
ですが、空白の七年間、弁護士じゃなくても真実を追究する姿。
それを今の世代、オドロキくんたちに受け継がせること・・・
かっこいいなぁ、と素直に思いました。
そして、現実とリンクしてくる「裁判員制度」の存在。
ここまでもシナリオに盛り込んだのはさすがだと思いました。
有罪か無罪か。判断はあなたに委ねます・・・ユーザーが
事件を審判するという立場になること。そこまで含めてよかった。

DSならではのパワーアップで色々な捜査方法も増えていて
深みを出していましたね。とはいっても画面をタッチすることが
増えただけ、という感じもしなかったわけではないですが
薬物を検出するとか、指紋を検出するとかそれぞれ種類が違うから
やっていることが同じでも楽しかったです。

ただ、今までのシリーズと違ってクリアした後の満足感だけが
足りませんでした。理由は明白で、今までの作品は一作ごとに
きちんとしたエンディングが存在して、続きがなくても満足できる
ものでした。しかし今回に限っては伏線が残りすぎていて、
明らかに続編ありますよね、と思うしかない状況。
来年中に出してくれるかな、とか期待しながら新しい事件との
出会いを心待ちにしたいと思います。

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以上、クリアしてからの感想を簡単に書かせていただきました。
待っていた身としては非常に満足です。

そう、これはDSでの「逆転裁判」の始まりと考えれば簡単です。
だから今までのシリーズとのリンクはあってもそこまで重要ではない。
今作はシリーズの中でも簡単な部類に入っていると思います。
実際、今までシリーズごとに確実に頭を抱えて悩む部分があったのに、
今回はほとんど引っかかることなくスイスイ解けましたから。
でもそれは「DSでの逆転裁判の始まりだから」と考えれば納得ですよね。

普及したDSで初めて触れる人たちが素直に遊べる作品に仕上がっていると思います。
興味のある方はぜひ遊んでみてください。

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