2007年4月16日

電子マネーが増えすぎて

一週間後、セブンアンドワイで使える「nanaco」が始まります。
先日より先行受付を開始していたので移動中に携帯版を入れてみました。

これで現在携帯の中には「Suica(モバイルSuicaで定期券)」「Edy」「nanaco」の3つの電子マネーが共存することになりました。
また、Felicaを使ったアプリだと「ヨドバシポイントカード」「Cmode(コカコーラ)」「ANA」「vitアプリ」が入ってます。

よく使うのは当然「Suica」ですね。
PASMOも始まったおかげでパスネットを買わなくなり、チャージも携帯で。カード時代からなくしたり忘れたことは一度もないですが、より忘れない携帯を使うことによって便利になってます。
次に利用が多いのは「Cmode」です。会社の中に対応してる自販機があるのでちまちまとポイントを貯めてます。
その次が「Edy」ですね。現金でのチャージしか行わないので気がつけば残額二桁とかばかりなのですが、チャージ端末を見つけたときは積極的に(といっても3000円が限度)チャージしてます。
あとは旅行に行くときはANAを使うのでネットで手続きを済ませて携帯をかざしてチケット発券、というのがお手軽です。

その他のものはあまり使いません。
「vitアプリ」は六本木ヒルズしか使わない、それも舞台挨拶があるときのチケットのみ、というだけなのであまりメリットはありません。今まで使ってきても年二回あるかどうか、程度です。
「ヨドバシポイントカード」はレジで携帯出すくらいなら財布からカードとお金出してしまうということでほとんど使いません。使うならポイント確認程度ですね。

このような感じで携帯にぎゅうっと詰まっているアプリたち。
そこに「nanaco」が参戦です。
しかし、登録はしたものの使わないだろうなー、という感じが既にあります。
まず100円で1ポイント貯まる、というのはよしとします。
ですが、貯まったポイントを使う際、100円分なら101ポイント必要、手数料がかかるというのが意味不明です。
おいおい、そんなのヨドバシとかビックでもやらないぞと。
コンビニは定価が基本だからそんなに値引きはしたくない、ということなのでしょうか。
だったら独自カードよりも素直にEdyかSuica導入してくれた方が便利なのですが、「nanaco」と同時に使えるようになる規格は「QuickPay」。
主導権争いが丸見えで消費者としては若干引き気味に。

誰も消費者視点に立たないから乱発されているのでしょうね。
イオンも独自のシステム「WAON」開始しますし。

ちなみに携帯でアプリをダウンロードしてから個人情報入力画面が出てくるのが大半ですが、半角カナで振り仮名を入れろと出てるのにデフォルトが全角、メールアドレス入力がデフォルトで大文字、とか細かいところも手が届いてません。
一回ボタンを押して切り替えるだけですけども、その辺までちゃんと作らないと甘いなぁ・・・と思ってしまうのですがいかがでしょう。

これからますます普及してくると思いますが、特定のお店を使い続ける人でない限り中途半端な使い方でメリットがないだろうな、と思います。
カード一枚、携帯で済んでしまう便利さは一度経験したら戻れないくらい快適です。
だけど、そこにたどり着くまでのハードルが多すぎて(しかも面倒で)それを解決する決定的なアイディアが生まれてこないとおサイフケータイの普及も無駄になるのでしょうね。

モバイルSuicaもサービス開始日から加入してますが、未だに不満点は多いです。
それもこれも事業者が全て自社の利益だけに執着してるから頭が固すぎる、という理由ですが。
初期のVIEWカード縛りとかがわかりやすいですね。
他にもモバイルSuicaのサービス開始発表前に使用可能端末が決まったとき、キャリア側も頭を抱えたと言われています。
「あの頭の固さはどうにもならない」と愚痴をこぼされたのも、実際に発表内容を見た瞬間にがっかりしたものです。
そこでようやくその言葉の意味を完全に理解してその人に同情しましたけどね。

最後は愚痴になってしまいましたが、便利に快適に使えるようになるといいなぁ、と思ってます。
ただし、現状のごちゃ混ぜ状態を見ていると、どうしてもきちんと普及するようには思えませんけどね。

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