2007年7月 7日

前例のない回収劇?

Xbox360の不具合報告が多いのは発売当初からでしたが、こういう形で正式に認め、そしてそれにかかる費用がSCEがPS3の初期投資で叩き出した赤字の2000億円に近い額、というのが驚きです。

ちなみに自分の360は昨年末、ロストプラネットの同梱版で購入しまして・・・最初に電源入れたらこの「赤リング点灯、エラーメッセージE53(うろ覚え)」が表示されて凍りついたのは今でも忘れません。
その後もう一度電源入れたら普通に起動したんですけども、それから数日の間何回か同じエラーで立ち上がらないことがありましたね。
最近はそういう症状は一切起こっておらず快適に遊べているわけですが。

この3年保障対応とかにより、購入しようかな・・・と悩んでいた人にはいいイメージとなる一方で、個人的には初代Xboxから対応がちっとも変わってないのね。。。と思ってしまったのが正直なところです。

あれはまだゲームショップでバイトしていた頃ですね。
初代Xboxも発売当初はそれなりに良い売り上げを見せそうな勢いはあったものの、ディスクに傷が付く問題を「仕様」と一蹴して対応をおざなりにしてしまったことから急ブレーキ。
ソフトが続かなかった、ということもありますが。
結局、売れるチャンスはいくつもあったはずなのにそのトラブルの初期対応を間違えた結果が、こうして今の360でも日本不振の理由になっていることは明らかです。

個人的な例ですが、ディスクに傷が付く、修理もめんどくさい、ソフトも別にやりたいのがない、という状態だったので初代Xboxを発売日に買ったのにソフトは5本くらいしか持っていませんでした。
当然ハードを買って良かった、という満足感は全くなく360に関しては「欲しいソフトが5本以上出た時に考える」ということにして発売から一年以上様子を窺っていました。
結果的に購入してからわずか半年で所持ソフトも10本を超えており満足度は初代よりも格段に上がっています。トラスティベルも楽しいし。

それなのに売れないのは日本ではプレステ2から買い換える必要がまだない、という人が多いのと家族で遊ぶ人たちはWiiに流れているからでしょう。
据え置き型もどんどん高性能になっていくのは良いけれど、人間には限られた時間しかないわけでそんなにやりこむ作品ばかり出されても出来ないっすよ、と言いたくなってしまう今日この頃。
現に自分もほとんどの機種は持っていますが遊んでる比重が高いのはどこでも遊べるDSになってるのが現状です。

発売後一年半で40万台、しかも昨年末にブルードラゴンが出るまでは20万台程度の低空飛行であまりに知られていなかった状態ということもありますし、両方の意味で宣伝になったのではないでしょうか。
PS3より現状遊べるソフトが多いのは事実です。
突然ビューティフル塊魂がPS3版発売中止になったり(公式サイトからも表記が消滅してます)もしかしてバンナムもXbox360にシフトか?という感じもしますが国内二番手争いはこれから過熱するのかな、と思います。

しかし、不具合認める前に爆音ACアダプタをどうするかというのと小型化した機種を出してくれてそれと交換しますよ、とかしてくれたら素敵だったと思いますけどね。
10月にエリート(豪華版)出しますとか発表する前に、広く受け入れられるためにやることはたくさんあると思います・・・。やっぱりこの重さ、大きさ(特にACアダプタ)は普通の家庭には馴染まないと思いますよ。持ってるから言えるけれども。

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